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2012年 02月 22日
今日は、ちょこっと仕事を抜け出して
いい湯らていさんが企画した 「大谷地和紙 紙漉き見学」へ。 ずっと、入ってみたかった工房。 私なりに簡単ですが、頂いた資料をもとにレポートを 書いたので、どうぞ、ご覧ください。 ○原料の楮(こうぞ) 11月に付近の山で採取するそうです。 ○楮を釜に入れて蒸す ○蒸した楮の皮を剥ぎ、一旦乾燥させる。 ○乾燥させた楮を沢水で戻し、上皮を包丁で取り除く。(楮たくり) ○更に傷み(黒ずみ)を取り除き選別する。(楮えり) ○不純物を除去した楮を灰汁で煮る。 ○「紙ぶち石」の上で煮た楮を「バイ」を叩き繊維を細かく砕く。(楮叩き) 叩いた楮は「紙素」と呼ばれる。 リズミカルに楽しそうに叩いてらっしゃいましたよ。 ○紙素を沢水に漬け灰汁を抜く。 ○更に紙素を漂白し、水洗いして不純物を取り除く。 根気のいる作業です。 ○紙素を「紙漉き舟」へ投入。 ○つなぎの「ネレの木」(のりつうぎ)の汁を紙漉き舟に絞り出す。 中身はこちら。 ○「ズングリ」で紙素とネレをかき混ぜる。 ○製造する紙の大きさの木枠で、「ス」を挟み、紙漉き舟に浸す。 ○スの上が均等になるように前後揺らしたのち、舟からスを上げ ピンセットで繊維中の不純物を取り除く。 ○作業を繰り返す回数によって紙の厚みが決まる。 ○漉いた紙の縁に「スゲ」を敷き、幾重にも紙を重ねていく。 ○重ねた紙に自然石の重しを載せ、一晩おき水気を抜く。 ○「ヌイゴ」のハケを使い「紙干し板」に水気を抜いた紙を丁寧に貼り付ける。 ○紙干し板を薪ストーブを囲うように立て掛ける。 ○乾燥させ、完成!! 原料は全て下田産。 作り手の顔がわかる、このはがきで 地元を離れている、あの方へお手紙を書くことにしましょう。 紙を漉きながら 「おらぁ、まだ一年生だから照れるのぉ~。」 楮を洗いながら 「紙を作る目的よりも、これをきっかけに集まれる事が 良いんだえねぇ~。 女の人は、お茶とか飲みに行くでしょ。 男はそうはいかんからね~。 地震の時も心細く無かったいね。」 と話してくれる作り手のみなさま。 この空気感、心地良かったな~。 隅っこに休憩用の湯のみが積んであったんです。 こっそり写真を撮ってくれば良かったと後悔。 こういうの良いですよね~。 今のところ、いい湯らていまでの道は 両脇に雪がどっさりですが、とてもきれいです。 はがきも、こちらで購入できます。
by ikuo4679
| 2012-02-22 19:25
| 三条市
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